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週刊新潮 1992年12月10日号
 
●君よ知るや この穴場

さあさあ看板にご注目--右側は去年の年末ジャンボ宝くじ そして左は今年のサマージャンボでの輝かしい"実績"だ。
京葉交差点宝くじセンター。この5年間にジャンボ宝くじ だけで1等を六回も出した 知る人ぞ知る穴場である。

   

(週刊新潮 1992年12月10日号)

 

 
   

宝くじセンターといっても 正体はご覧の通りどこにでもありそうな町のタバコ屋さんだ。
東京都江戸川区東小松川一丁目。京葉道路と船堀街道の交差点にある吉田商店。夫婦二人で切り盛りするこの小さな店が宝くじを扱い始めたのは十一年前の暮。そのすぐ三カ月後に東京都宝くじの一等が出た。そして五年前の年末ジャンボで大当り。以来 サマー ドリームを含めジャンボで一等が六回。ご主人の吉田要一さんは「ジャンボは二百五十万枚に一枚の割合で一等が出ることになっている。ウチはその五分の一の五十万枚も売っていないのに当たりが続いているんです」と首をひねる。ツキがツキを呼ぶのか。さすがに近所の評判で年末ジャンボの売出し初日にはこのように行列も。皆さんも今年最後の運試しにいかが?

 
 (週刊新潮 1992年12月10日号)
       
(有)吉田商店